読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

わかりやすい年金の学校

年金について、制度や、個人の活用法など、役立つ情報を発信していきます。

年金の受給開始年齢が75歳なるであろう将来に対して、いま私たちができること

お役に立ちましたら、シェアいただくと嬉しいです!

f:id:kabosu0618:20170120154446p:plain

2017年1月5日、日本老年学会などが高齢者の定義を65歳から75歳以上に見直すべきだという提言をしました。で、65歳~74歳については「准高齢者」と呼びたいそうです。

彼らがそれを主張する根拠としては、実際、医学的にも現在の65歳は身体や知能が若返っているんだからいいでしょという話のようです。

 

どんなメリットがあるのか?

これを見た時はハッキリ言って呼称うんぬんはどうでもいいんじゃないかなと思いました。自分が当事者じゃないということもありますが、そうであったとしてもどう呼ばれるかはそんなに重要なのだろうかと思うのです。

確かに彼らの言うとおり、現代の高齢者は昔と比べて若返ってもいるのでしょう。同じく日本老年学会が2015年に発表したデータによると10~20年前と比べると、年齢で言えば5~10歳分は若返っているだろうとのことです。ちなみに、この調査では身体能力(歩行速度や握力など)、知力(知力のテストを実施)、病気(脳卒中、心筋梗塞、骨粗しょう症など)にかかる割合を見たそうです。

年金問題に影響を与える可能性?

それだけ見れば、なんと呼ぼうとご勝手にという話なわけですが、しかしながら、我々現役世代が懸念すべきこととして、その流れにともなって年金支給年齢が引き上げられないかどうかを注視する必要があるでしょう。

既に長く検討されている年金受給開始年齢の引き上げ

実際、この老年学会の発言がなされる前から、年金受給開始年齢を引き上げるべきだという議論は多方面でなされていました。2016年の9月頃には自民党の若手議員らでつくる「2020年以降の経済財政構想小委員会」が、同じような主張を提言として政府へと主張しています。

また、古くは2013年の6月時点でも、社会保障制度改革国民会議において、年金の支給開始年齢は67~68歳に引き上げるべきだという形で提言をまとめています。この時は海外諸国の現状も引き合いに出され、アメリカとドイツが67歳で、イギリスも68歳になる予定だという話がなされています。

それらを考えると、今回の日本老年学会の提言というのは意図しているのか、していないのかはわかりませんが、明らかに上記の支給年齢引き上げを後押しする要因となるでしょう。

既に何度も年金の支給開始は引き上げられている

ちなみにですが、公的年金の支給開始年齢は現在65歳からとなっています。実はこれは平成12年の改正で決まった話であり、実は昭和61年からそれまでというのは60歳から年金は受け取ることができました。さらにその前は55歳という時代もありました。ちょっとずつですが、年金の受給開始年齢は引き上げられているのです。

定年年齢の引き上げも検討中

同じような流れとしては定年制があります。かつては60歳定年として定められていましたが、平成25年4月からは65歳定年制が開始されています。こちらはまだ義務化とはなっていませんが、2025年4月までには65歳まで雇用することが義務化される予定になっています。

現状進んでいる事態

要は現状の年金財政は相当やばい、なるべく払う額を減らしたいから受給開始年齢を引き上げる、年金もらえなくて困る人たちも歳をとっても働ければ給料がもらえるからどうにかなるだろう、そういうことだと思うのです。

日本老年学会がいったいどういう存在かはよくわかりませんが、これらを考えるとどうにも上記のような政府の意図を推し進めることに一役買った形になったのは間違いないでしょう。少なくとも、高齢者をいつからにするか、なんと呼ぶかなんて話は、本当に重要なのでしょうか。それでどのようなメリットがあるのかという点について、どうにもわかりません。

そして、これまでも受給開始年齢が引き上げられてきたという事実、それから現在も少子高齢化が進んでおりその流れはもう止まらないという事実(人口動態というのはほとんど予測通りにいくものらしいです)を考えると、年金の受給開始年齢が近い将来75歳になることはほぼ間違いないと考えていいのではないかと思います。

 

私たちは何をすべきか?

では、そのような状況において、私たちは何をすべきなのでしょうか?まず1つ何もしないというのもあるでしょう。現在もそうですが、65歳より前にも多少の減額はあるものの年金を受給することはできるのです。この辺りについては下記記事に詳しいので併せてご覧ください。

kabosu0618.hatenablog.com

受給開始年齢が引き上げられたとしても、この自由は残るでしょうから、それなりに減額される可能性はあるかもしれませんが、その中で私たちがどうするかは選べますし、大きな企業に長く勤めた方であればそれなりの額ももらえるかもしれません。

もう1つは政府への抗議やらデモやらをやるという考え方もあるかもしれません。10年前と比べれば、最近は日本でもずいぶんデモを見ることが当たり前のようになってきました。海外でもよくあることのようですし、政府に対してそうやって主張をするというのも1つの方法としてはあるのでしょう。

少しずつでも自分でお金を作るための努力を始める

ただ、私個人としてはどちらの選択肢も取りたくないと思います。それよりなにより、個人としてどうにかしてお金を作っていきたい、そう考えています。

理由はいろいろありますが、一番は現代においては、仕事以外でもお金を稼ごうと思ったらどうにかなる方法が昔よりは格段に増えていると思うからです。代表的なものとしては個人年金保険、財形貯蓄のような方法、さらには最近リニューアルされて話題になった個人型確定拠出年金もあるでしょう。

kabosu0618.hatenablog.com

さらには株式投資、投資信託、FX、それからせどりやネットオークションのような方法、アフィリエイト、人によってはギャンブルで生活しているなんて人もいるでしょう。

もちろん、年金の支給額が減っていること、世代間で多大な不公平が生じていることなど、問題視すべきことは山ほどあると思うのですが、上述のように少子高齢化で社会保障が厳しくなっていくという大きな流れは止めようがないのではとも思います。それであれば、自分の力で少しずつでも稼げるようになる努力をする、それが一番合理的な方法なのではないでしょうか?

 

 

私は最近、そんな風に思うようになりました。当サイトのタイトルは「わかりやすい年金の学校」です。それにそってこれまでは年金に関する話題を中心に取り上げてきましたが、これからはこのような時代においてどうやったら個人としてお金を稼ぐことができるのか、そういった視点も取り入れて、そして考えていきたいと思っています。

以上、お読みいただきありがとうございました。