読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

わかりやすい年金の学校

年金について、制度や、個人の活用法など、役立つ情報を発信していきます。

増税するからわかっておきたい『消費税』の基本的な仕組みについての説明

年金に関連する社会問題

お役に立ちましたら、シェアいただくと嬉しいです!

増税時代の到来

2014年4月から消費税が8%となることがとうとう決まりました。食品や衣料など身近なものに加えて、電車料金や切手のようなものまで、続々と値段が上がることが決まっていっています。さらに2015年には10%まで消費税が上がることが検討されています。消費税は10%で二桁、そしてこれまでの2倍ということになり、もはや心理的にも無視することのできない大きな税金へとなりつつあると言っていいでしょう。

 

知っておきたい税金の仕組み

だからこそ、わかっておきたいのが、消費税がどのようなものであるかという点です。もちろん、そんなことに気を回さずにただ払うというのも選択肢の一つだとは思います。ただ、それだけ大きなインパクトを持ちつつあるなら、払う方としても一体どのような制度であって、どのように使われているかということを知っておけば、1割も余計にとられることへの怒りも少しは紛れるかもしれません。そのようなわけで、本記事では簡単ではありますが、消費税の仕組みについてご紹介します。

 

消費税の性格のポイント

消費税を特徴づける点として、まず上がるのが消費税が付加価値税の仕組みをとっているということです。簡単に言えば、付加価値税というのは消費税の欧米での呼称です。別名「VAT(Value Added Tax)」とも呼ばれます。仕組みも若干違っており、スウェーデンハンガリーデンマークなどでは基本的に25%の税金が課されますが、生活必需品や公共サービスについては大幅に減免される(つまり、生きていく上で必要なものは簡単に手に入るような配慮がされる)ようになっています。

さらに、「間接徴収」される税金であるというのも大きなポイントです。間接徴収とは、税金を納める人(納税者)と、税金を負担する人(担税者:たんぜいしゃ)が異なる税金のことを指します。消費税を例にとれば、私たち(消費者)が購入時に税金を払って、それを納めるのはお店の人ですよね。そういうことです。酒税やたばこ税なども同じように間接税にあたります。逆に直接税は私たちが直接納めるもので、国税所得税など)や、地方税市町村民税など)があります。

 

例として、原材料をつくる人、原材料をもとに商品をつくる人、商品を売る人、商品を買う人という関係性を考えてみてください。簡略化した形にはなりますが、消費税はこの4者を通して多段階で課税をされ、最終的に税務署へと納付されます。こういった形態をとる税金の方式を「多段階課税」といいます。

ちなみに、アメリカなどでは単段階課税という方式がとられており、小売段階のみで課税するという制度がとられています。この点については、また別の記事でご紹介出来たらと思います。

さて、上記のようになると、商品を買う人(消費者)は、経済的負担者として想定されています。しかしながら、実際に納税をするのは商品を売る人(事業者)ということになりますので、このことを「間接徴収」と呼ぶのです。こうすることによって、税務当局に都合が良い点としては、消費者から徴税しようとすれば約1億人を対象にしなければなりませんが、事業者相手であればせいぜい400万事業者といったところです。手間が随分と楽になり、取りっぱぐれもないという点において、消費税は税務当局にとってみれば非常に都合がいいというわけです。

 

本記事ではここまでとしまして、「付加価値税」という観点と、消費税がどのように使われているのかということに関しては、また別の記事でご紹介をしようと思います。お読みいただき、ありがとうございました。

 

今後10%まで上がることが予想される消費税ですが、ますます議論は盛んになっていくものと思われます。そうした時に話題についていけるように、下記の記事で勉強をしてみてはいかがでしょうか。きっとお役に立つ内容だと思います。

 

【関連リンク】

日本の消費税とその課題

日本の社会保険料の問題点

求められる税と社会保障の改革

年金制度における不公平・不平等、損をする若者たち

2014、5年の消費税増税で年金制度はどうなるのか、継続できるのか?

年金の受給年齢の引き上げに備えるために

7 サラリーマンの専業主婦の3号制度について考える

1、2 年金と少子高齢化という問題の関係

年金に関連する社会問題の概要