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わかりやすい年金の学校

年金について、制度や、個人の活用法など、役立つ情報を発信していきます。

産休・育児休業中に使える公的年金制度の支援について

年金の種類

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IMG_7251IMG_7251 / JodiWomack

■子どもを育てるときの年金サポートについて

今回は子育て、「育児の際の年金の話」です。子育てとなると、特に女性についての問題になるわけです。とりわけ、今回は厚生年金に加入をしている女性が、つまりはキャリアウーマンの方が育児期間に入った際のことが中心になります。制度名としては「育児休業保険料免除制度」といいます。日本年金機構にも(少々文章が堅いですが)詳細がありますので、あわせてごらんください。

ただ、最近は男性がイクメンとして子育てに参加することは珍しくはありませんので、下記の記事内で女性となっているところを、男性と読み替えていただいても一向に構いません。それでは、子どもを育てるときに、年金がどのように役立つのか、ご紹介をしていきます。

その前に厚生年金についておさらいしておきたい方は下記の記事をご参照ください。

kabosu0618.hatenablog.com

 

■女性間の不公平について

厚生年金に入っている女性の話となると、まず出てくるのが「専業主婦との違い」です。まずは、この点について簡単におさらいをさせてください。これは自営業の奥さんでもあてはまることではありますが、サラリーマンの妻で働いていない方というのは、基本的に「3号制度」というものによる手厚い支援を受けており、基本的には自分の分の年金を払わずとも、老後に年金を受け取ることができるようになっています。これは、つまり夫の保険料から妻の分も支払われているということになるわけです。この点については、下記記事にも詳しいので、ぜひ合わせてご覧ください。

kabosu0618.hatenablog.com

 

一方、自身で働いて厚生年金に加入している女性と、自営業の奥さんというのは、自分で保険料を支払っているわけです。ご存知のように、これは決して少なくない金額ですよね。それにも関わらず、上記の3号制度が適用される女性と比べて、もらえる年金に大差はありません。それどころか、自営業の方については、自分で払っているにも関わらず、専業主婦の方より貰える額は少なくなってしまいます。

以上のことから、この専業主婦の3号制度という特権については、少なからず批判もあります。この点については聞いたことのある人も少なくないかもしれません。ただし、今回はこの3号制度の是非についてはおいておきます。

 

■キャリアウーマンと自営業にも使える大事な支援

では、専業主婦ばかりが優遇されているのが現状で、厚生年金や国民年金のみに加入をしている女性には、なんのサポートもないのかというと、決してそういうわけではありません。そのうちの一つが今回ご紹介する、「子育て期間中の年金」の特典です。

ずいぶんと前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です。キャリアウーマンの方が育児に際した時のメリットをいくつかご紹介します。

1. 保険料の免除

では、どのような支援があるのかということですが、まず一つ目に育児で仕事を休んでいる時は、「保険料が免除」をされます。その期間中も、働いていた時と、同水準の保険料を支払っていたと認定をしてくれるのです。ただし、このサービスをつかうのには、期間が決まっているので注意が必要です。利用可能期間は、育児休業を取り始めてから、職場復帰の前月まで(子どもが3歳になるまで)というようになっています

2. 健康保険料の免除

また、それだけではなく、健康保険料も免除をされますので、しっかりと育児に集中するための環境がつくられるようになっています。国民健康保険料の金額は人によりけりですが、おおよそ1~2万円とかなりの額ですから、これはありがたいところです。仕事をどうしようとか、育児を早めに切り上げ無ければというようなプレッシャーは、これらの制度でずいぶんと薄まっているのではないかと思います。

3. 時短制度に対応した保険料納付「優遇措置」

また、このような保険料免除だけでなく、働き始めてからもきちんと特典が用意されています。働くママたちの問題はおそらく労働時間で、少なくない人が子どもの迎えなどで、早めに仕事を上がっているはずです。本来であれば、その労働時間やお給料に見合った保険料納付になるはずですが、なんと本人負担は変わらずに、育休前の水準でしっかりと納付がされているのです。これも非常にありがたいポイントです

 

■サービスの利用には申し込みが必要

以上でご紹介したどちらのサポートも、本来よりも少ない保険料しか支払っていない、もしくは全く支払っていなくとも、「老後の年金額を減額することはありません」。ですから非常にお得な制度です。育児中の女性、またもちろん男性にも、おすすめのできる内容です。

しかし、注意をしたいのは、この制度を利用するためには、自分が働いている企業が、年金事務所へと登録作業、届出を行わなければなりません。いくら便利な制度であっても、場合によっては、企業側でサポート体制が整っていないですとか、制度を利用していないという可能性もないことはありません。少しでもこの制度に興味がある、近日中に使いたいなどと思っている方がいらっしゃいましたら、念のためですが、まずできるだけ早く、職場の人事などの労務スタッフさんに、制度を利用できるかどうかを聞いてみましょう

 

 

また、上記に関しては「育児」期間中の話だったのですが、平成26年4月からは「産休」の人についても、ほぼ同様の免除等が適用されることになりました。これは非常に嬉しいことですよね。

このように、育児や女性に関する法律はスピーディに変わっていきますので、こういったブログ記事以外にも、ぜひご自身でキャッチアップされることをおすすめします!お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

当ブログでは他にも年金の基礎的な知識をご紹介しています。これから年金を学びたいという方にはうってつけの内容です。ぜひ本ブログをきっかけに勉強をしてみてはいかがでしょうか。

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