読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

わかりやすい年金の学校

年金について、制度や、個人の活用法など、役立つ情報を発信していきます。

ねんきん定期便の見方、読み方

お役に立ちましたら、シェアいただくと嬉しいです!

Man reading bookMan reading book / Alan Cleaver

 

ねんきん定期便とは

自分の年金がいくらかを知るために、平成21年の4月からはじめられたのが「ねんきん定期便」です。ねんきん定期便とは昔の年金記録や、将来もらえる見込額が記載された書類で、年金加入者のすべての方(およそ6,600万人)を対象に、毎年1回誕生月に送られてきます。

ねんきん定期便に記載されている記録に間違いがある場合は、申し出ることで日本年金機構が加入記録の調査・確認をしてくれます。もし、自分の基礎年金番号に統合されていない記録等が判明した場合は、年金記録をきちんと修正もしてくれます。

また、その情報はネットでも閲覧することができます。そのサービスは、日本年金機構ウェブサイトの「ねんきんネット」です。平成24年4月からは、これまで年に一度郵送されていた「ねんきん定期便」を電子版(PDF)で確認できる機能も追加されています。

 

正しい読み方・コツ

しかしながら、このねんきん定期便ですが、非常にわかりにくいものとなっています。年金関連の知識があればよいのですが、そうでないとひと目で全てを理解することは用意ではありません。そもそも年金制度自体が難解ですから、これも仕方ないのかもしれません。とは言っても、年金の基本的なところや、この定期便の読み方がわからなければ、老後のプランを組み立てることもままなりません。ここでは、ねんきん定期便を読む際のポイントを3つほどご紹介します。ちなみに、自分の年金の額を調べるには、この定期便以外にも、日本年金機構のホームページにある「年金額簡易試算(シミュレーション)」にて数字を知ることができます。これも便利ではありますし、手間で良ければ、日本年金機構、年金事務所に出向くというのも良いかもしれません。年金事務所というと一昔前は職員の不親切さが際立っていたそうですが、社会保険庁から年金機構に変わった影響もあり、今ではとても丁寧な対応になっていることがほとんどです。

それではポイントをご紹介します。

 

【1】これまでの加入期間が正しく記録されているか?

これまでの年金加入期間が各制度それぞれに何カ月あるかが示されています。3号制度を利用していた場合や、未納期間は含まれませんので、20歳以降の記載月数と加入期間の月数が、自分の記憶や書類と照らしあわせて合致するかを確認します。

 

【2】加入期間に合わせて、正しい支給見込額になっているか?

50歳未満の場合、現状の加入履歴にもとづいた年金見込額が示されています。少なくとも60歳まで(働き続ければそれ以降も)年金額が増えていきますので、現状の年金額をさほど気にする必要はありません。ただ、自分のライフプランや必要なお金が明確であるのならば、その目標とのギャップは早い内にかくんしておくべきでしょう。ちなみに、給付水準は、今後物価が下がった場合は、「マクロ経済スライド」という施策が反映されて、今記載されている金額より減額される可能性があることには留意をしておかなくてはなりません。

 

【3】Webの「ねんきんネット」もチェック

手元に『ねんきん定期便』がない、もしくは紙のものよりももっと詳しい情報が知りたい、という人は、「ねんきんネット」が活用出来ます。年金加入記録のより詳しい部分を閲覧することができますので、何かと役に立つツールです。

 

このように、自分のねんきん定期便を見ると、将来の自分がもらえる公的年金額が思ったより多いか、少ないかがよくわかると思います。もし足りないと思うのであれば、いくら足りないのかを把握して、いつまでにどれだけ貯めるかを計画しましょう。ここは1人で考えるのもいいですが、もちろん夫、妻にもきちんと相談をすることと、場合によってはプロである、例えばファイナンシャルプランナーさんに相談するなどすると、より効率的に、正確な計画を立てられるでしょう。

 

空白の5年間について

そのうえで考えるべきことは、いわゆる「空白の5年間」と呼ばれる時期です。年金の受給開始年齢の引き上げに伴って、退職した後に、どこからも賃金(お金)をもらえなくなる期間が発生してしまう方がいます。その期間のことを「空白の5年間」と読んでいます。これはサラリーマンにとっては大きな不安材料の一つです。

ですから、自分の年金の受給開始年齢がいつからなのか、また務めている会社に定年後も継続して雇ってくれる制度はあるのか、それとも自分で何かやろうという計画があるのか、ということを早い段階で考えておくことが得策です。

 

以上が、ねんきん定期便の見方、読み方についてです。上記のことを知っておけば、おそらくねんきん定期便が届いても、混乱することなく、おちついて読むことができるのではないかなと思います。お読みいただき、ありがとうございました(^^)

当ブログでは、他にも、年金を受給する際に知っておきたいことについて、色々な記事を書いています。複雑で学びにくい年金問題でありますが、基礎的なことがわかっていると、ずいぶんとニュースなども理解しやすくなるはずです。勉強の際には、下記のリンクをぜひご活用ください。

 

【関連リンク】

日本の年金制度の世代間格差について

自分がもらえる年金額を知りたい時に調べるための方法について

現在の年金制度はどうしてデフレに弱いのか、どのような対策が必要か?

年金繰上げ・繰り下げ受給、どちらがお得な選択肢か?

老後に必要な生活費として、貯金・資金はどの程度必要か?