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わかりやすい年金の学校

年金について、制度や、個人の活用法など、役立つ情報を発信していきます。

年金破綻は本当か?関連する社会問題について

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年金に関わる諸問題

年金というネガティブなイメージを持つ方は少なくないと思います。その理由としては例えば、下記のようなことがあるのではないでしょうか。

 ・年金の記録が正しくされていなかった

もう随分前のことのように思えますが、社会保険庁による記録漏れについては随分と騒がれ、年金記録問題」として各種メディアでも批判が多数行われました。

2007年の第一次安倍政権の時代に問題が出て、その年の末から2008年のはじめにかけて、おおよそ半数の2500万件については被保険者が特定され、残りの人たちについても今後どのような対応をしていくかが「年金記録問題への対応の今後の道筋」として発表されました。これが、日本の人々が急速に年金に不安を持った出来事であったように思います。

 

・若者の払い損について

若い方であれば、将来的に払い損になる可能性が高いということで、現在の年金を問題視している人も多いのではないでしょうか。そのせいもあってか、国民年金では未納率が現在では40%を超えてしまっているという状況です。これだけ多くの問題があるのだから、年金なんて加入をしても無駄と思われる方がいても仕方ない状況のようにも思います。払い損については下記記事にも詳しいので合わせてどうぞ。

kabosu0618.hatenablog.com

kabosu0618.hatenablog.com

 

こうした年金に関する問題は後述するように他にもさまざまな観点があります。それらは決して一緒くたにできるわけではなく、それぞれ問題の重要性や、今後のことに関して、一度整理する必要があるのではないでしょうか。本サイトではこうした年金に関する諸問題を整理して、非常に大事なことから、実は些細な事まで、上記で挙げたような問題が、本当はどれだけ考える必要が有るのかということを、紹介をしていけたらと考えています。

世の中にある年金に関する社会問題について、緊急度、重要度の高いものははなにか、また何が正しくて間違っているのかということについて考えていこうと思います。

 

年金に関わる7つの大きな問題

 とりわけ重要事項として、今後の記事で取り扱っていきたいのは下記の7つです。

  1. 高齢化
  2. 少子化
  3. 晩婚化
  4. 未納問題
  5. デフレ、景気の問題
  6. 記録漏れの問題など、不祥事について
  7. 被保険者の3号問題

 

少子高齢化による悪影響

特に重要な問題として挙がるのが、少子高齢化についてです。上の番号では1と2にあたります。これは年金に関してだけではなく、日本という国の経済的な成長においても非常に重要な要素となる問題です。1970年代から急速に少子化が進んだことで、女性の出生率は年々下がり、戦後すぐは4.5を超えていた数字が、2009年には1.37と、「人口を維持するために必要な水準」である2.1をはるかに下回ってしまっています

それでいながら、日本人の平均寿命は世界的にも上位の数字で、男性約80歳、女性は約86歳となっています。このように子供の数が減っているのに、お年寄りの数が逆に増えれば、世代間の助け合いを趣旨とする年金の仕組みは立ち行かなくなります。この盛大菅野助け合いを考えた年金の仕組みを賦課方式と言います。この仕組については下記記事にも詳しいので、ぜひ合わせてチェックしてみてください。

kabosu0618.hatenablog.com

 

 

現在は約3人の現役世代で1人のお年寄りを支えている状態ですが、それが2050年には現役1人で1人の高齢者を支えるという状況になると予測されています。このことについて現役世代が不満を持つのも当然のことですが、ことはそれ以上に深刻です。少子高齢化だけでなく、さらにはデフレや景気後退という影響も相まって、制度の存続のみならず、国としての運営においても支障をきたしかねない状況にあります。

実際のところ、上記のように少子高齢化が進んだ結果として1980年(昭和55年)には約10%であった保険料率が2003年(平成15年)には約14%、「2017年(平成29年)には約18%」となることになっています。単純に厚生年金だけを見ても、1980年から比べれば2倍近く毎月払うことになっているのです。これに合わせて健康保険や、所得税、住民税などを考えれば、今の現役世代にどれだけの負荷がかかっているか想像できるというものです。少子高齢化については下記記事もぜひご覧ください。

kabosu0618.hatenablog.com

 

 

この少子高齢化は5の「デフレ、景気の問題」についても、無視できない要素になります。2014年現在においてはアベノミクスによる景気の底上げが騒がれてもいますが、長期的に見れば労働者が減るということは経済規模の縮小を意味します。そう考えると、5年後10年後にも今のような状況かというと若干疑わしく思われます。

 

 

今後の記事の内容について

少しスケールの大きい話になってしまいましたが、このように年金には様々な社会問題が密接に関わっています。年金と一括りで言ってしまうと問題の本質が見えにくくなってしまいますが、実はレベル感の違う様々な問題が重なりあって、年金に関する社会問題が生じているのです。そのことを今後の記事で少しずつ紹介できたらと思っています。どうぞよろしくお願いします。お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 当ブログでは上記で紹介したような年金が抱える問題や、基本的な仕組みや概要に関する記事を執筆しています。年金について学びたいと思っている方にはきっと役立つと思いますので、ぜひ下記のリンクをご覧になってみてください。

【関連リンク】

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